アメリカのドラマを見ていても、一体それがどこを舞台にしているかなんて考えない人の方が多いのではないでしょうか。
『フレンズ』はNY、『フルハウス』はサンフランシスコといったように、大体はわかりますよね。
地域を知ったからといって何か変わるんかい、アメリカはアメリカだ!というのもわかります。
日本でのドラマは、東北が舞台だろうと大阪が舞台だろうとさほど差はありません。
しかし、アメリカは多民族国家であるゆえ、どこが舞台であるかによってキャスティングや民族背景が違ってくるのです。
今回は、人気ドラマがアメリカ地図でいうとどのあたりを舞台にしているのかを見ていきたいと思います!
人気ドラマの舞台はここだ!

未完成とあるのは、ここに入っていない人気ドラマがまだまだあるためです。
こう見ると、NYとLAにドラマが集中しているのがなんとなくわかります。
海外ドラマボードさんの調べによると、この都市が舞台になったドラマ数は
LA:665本
NY:609本
LAの方がちょっと多いようです。
どちらも、多民族が暮らす大都市として栄えています。
多民族国家ならではのキャスティング
中南米系(ラティーノ)が主役のドラマ

例えば、NYの『アグリーベティ』の主人公ベティはメキシコ系アメリカ人(ラティーノ)。
NYでも多様な民族が暮らすクイーンズに住んでいます。
マイアミを舞台にした『ジェーン・ザ・ヴァージン』も、ラティーノのジェーンが主人公。というより登場人物のほとんどがラティーノです。
マイアミはフロリダ州の中でもラティーノの割合が多い場所。
ですので、マイアミを舞台にする『ジェーン・ザ・ヴァージン』の登場人物はほとんどラテン系なのです。
待ってください。
『アグリーベティ』も『ジェーン・ザ・ヴァージン』も主人公はラティーノです。
なんか最近、そういったドラマ多くないですか?
なんと今、アメリカの人口の中で中南米系の人口が激増しているのです。
2005年にはアフリカ系アメリカ人の人口を上回り、2050年には国民人口の約4分の1を占めると言われています。
そういった人口の変化に合わせて、アメリカのドラマは作られているのです。
割合に合わせたキャスティング

アメリカの人口の民族割合は年々変化しています。
『ビッグバンセオリー』にはインドから来たラージやユダヤ系のハワードが主要キャラとしていますよね。
同じくLAを舞台にした『NEW GIRL/ダサかわ女子と三銃士』にも、ユダヤ系のシュミットとアフリカ系のウィンストンが主要キャラとしています。
LAの多様な民族性に合わせて、キャスティングが考えられているのでしょう。
一目で丸わかり!アメリカの人気ドラマ舞台の都市をまとめてみた!まとめ
今回はざっくり、ドラマの舞台となった都市をまとめてみました。
私もまだまだ勉強しきれていないので中途半端な部分はこれから詰めていきます。
でも、こうやって見るとドラマと民族の関係って面白いと思いませんか?
私たち日本人にはあまり馴染みのない民族性や民族のステレオタイプもドラマの中にはたっぷり詰め込まれているのです。
それを知れば知るほど、海外ドラマももっと面白くなるはずです!