フルハウス

置かれた場所で咲く フルハウス シーズン2

『フルハウス』 シーズン2 第10話 真ん中はもうイヤ!

 

置かれた場所で咲きなさい

昨今はインターネットの普及やグローバル化の影響を受け、自分で咲ける場所を選べるようになってきました。

しかし、一つだけ選べないのが家族です。自分の生まれる家や順番だけは選べない。生まれてからのお楽しみというわけです。

だけど家族の影響はかなり大きいものです。成人して大人になってからも、この家族との関係が自分の人生を左右していることは間違いありません。

 

そういった意味で、今回は「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を使います。このブログを通して、自分が家族の中でどうゆう役割なのか、そしてそれが今の人生にどう影響を与えているのかを考えて見てください。

 

今回のステファニーは次女であること、真ん中であることに不満を抱きます。
彼女が家族における自分の役割に気付いた時、初めて次女であることを受け入れるのです。

 

①誰も構ってくれない

学年のフラフープの記録を更新して帰って来たステフは、家族のみんなにフラフープを見て欲しくて仕方がありません。

学校から帰って早々、ダニーに見せようとしますが、ダニーは三女ミシェルのホームビデオを撮るのに忙しい様子。強引にカメラの中に入ってフラフープを回しますが、「あとでね」と言われてしまいます。

 

次に、ジェシーとジョーイのところに行きますが、こちらも明日の朝までにCMソングを作らなければいけないためとても忙しそう。案の定「あとで見てやるから」と追い出されてしまいます。

しかしそこに姉のDJが「明日までの宿題がどうしても終わらないから手伝って」とジェシーーたちのところにやって来ます。同じく忙しいからと断ろうとしましたが、座っていても仕事が進まないためジェシーとジョーイはDJの宿題を手伝うことにします。

 

それを知ったステフはしょうがなく人形のクマ太郎と遊びます。
「あんたもお姉ちゃんやミシェルの方が好きでしょ。
私のことなんかどうでもいいんだよ。

 

②ステフの結婚式

そうしていると、友人のハリー・タキヤマが遊びにやって来ます。


ここの家族はもう自分には構ってくれないけど、結婚するまではここにいなきゃいけないと考えていたステフは、ハリーと今日結婚しようと考えます。
そして友達何人かを家に招き、結婚式をあげたのでした。(ステフは本気)

 

③一番美味しいのは真ん中

ステフが結婚したと聞いて、子供の遊びに微笑ましく感じていたダニーたちですが、ステフが構ってもらえなかったから結婚したと聞いて、ステフに謝ります。

 

上にお姉ちゃんがいて、下に赤ちゃんの妹がいるステフは、真ん中にいることで誰にも構ってもらえないと思っています。

そんなステフに、ダニーたちは”真ん中だからこその特典”を伝えます。

例えば「サンドイッチで一番美味しいのは?」「クッキーサンドで一番美味しいのは?」などです。

正直気休めにしかならないですが、それでもダニーたちは真ん中であることがいかに美味しい部分であるのかを伝えようとしています。

 

でも一番いいのは、ステフだけが姉と妹を持っているということ。
そして、DJでの失敗はステフではしなくても済むということです。

 

ダニーはこう続けます。
「姉妹は時には譲り合わなくちゃいけない。でも不公平に思ったらいつでもパパに言ってくれ」

 

不公平に感じさせてしまったと知ったダニーは、ミシェルだけではなく娘三人をビデオに映し始めたのでした。

 

家族の役割

今回ステフは、家族の中での自分の役割について学びました。

今までのステフは真ん中であることに不満しか持っていませんでしたが、自分の置かれている状況を理解し、その中でプラスの要素を発見していくことができたのです。

例えば、妹の気持ちと姉の気持ちが体験できるのはステフしかいません。今までは姉のDJにつきまとっていましたが、ミシェルが大きくなると今度はミシェルのつきまとわれます。その時に初めて姉の気持ちが理解できる、そんな位置にいるのです。

他にも、姉DJの失敗を間近で見ていくため、同じ過ちを繰り返さず効率的に生きていくことができます。

 

このような次女であることの長所もステフは知ることができ、これからもその長所は増えていくのです。

 

先にも話した通り、生まれた順番や家族の影響は今後の人生に大きな影響を及ぼします。その時に、自分は真ん中で損ばっかりだ何て考えていたら、その後の人生もそれを言い訳にしていくでしょう。

自分は真ん中だったからこんな長所がある!!と前向きに考えていければ、困難にぶつかった時もそれが励みになり自信へとつながっていくはずです。

 

長男・長女だから、真ん中だから、末っ子だから〜〜できないと考えずに、

長男・長女だから、真ん中だから、末っ子だから〜〜はできると考えて行きましょう。

 

まとめ

フルハウスには、まだこのブログに書ききれないほどの魅力がたくさんあります。フルハウスの特徴の一つでもあるコメディの部分はここでは全く取り上げていませんし、同時進行でもっとたくさんのエピソードが詰まっています。

フルハウスを少しでも興味持っていただけたら嬉しいです。フルハウスが観てみたいという方は、ツタヤにおいてあります。

シーズン2 ディスク1(DVD3枚)とディスク2(DVD3枚)はそれぞれ2000円しないくらいで買うことができます。

この機会にぜひお試しください。

 

ABOUT ME
sappy
小さい頃から海外ドラマにハマり、就職せずにブログとイラストを書いています。雑誌ファッジさんで『さくらのシネマスタンダード』を連載中。イラストはインスタグラムにあげています。