フルハウス

他人に迷惑をかけて生きろ フルハウス シーズン2

『フルハウス』 シーズン2 第20話 ジェシーパニック

 

自分一人では限界がある

私たちは小さい頃から「他人に迷惑をかけて生きるな」と教えられてきました。そのため、他人を頼ることを恐れるようになりました。

人は生きている限り人に迷惑をかけ続ける生き物です。
迷惑を全くかけない人間などいないことはもうみなさんも知っているでしょう。

かといって、迷惑を故意的にかけろといっているわけではありません。
自分にできること、他人に協力してもらわないとできないことを使い分け、
必要になったら他人を頼ることも大切です。

 

今回のジェシーは、頼られたいがために自分一人ではできないことを全て受け入れてパニックに陥ります。
他人を頼ることを恐れない生き方を学びましょう。

 

①ジェシーはやること一杯

26歳の誕生日を迎えたジェシーは、順風満帆の生活を送っています。
今夜のライブで、ミュージシャンの夢が叶えばなおさらハッピーです。

 

しかし、それまでにジェシーはやらなければならないことがあります。

それはCMソングを作ること、DJのサッカーのコーチをすることです。
でもジェシーはライブのことで頭がいっぱいで仕事が進みません。
そうしている間にDJのサッカーの試合の時間になりますが、ステフが帰ってきてクッキーを一緒に作ってほしいと頼みます。

 

とりあえずサッカーに行き、帰ってきますが今度はダニーに車の修理を頼まれます。ジョーイも仕事の件でやってきて、恋人のレベッカも明日のいとこの結婚式のことでやってきます。

 

そうしているうちに、ライブに行く時間になり、ジェシーは先にライブ会場へと急ぎます。
しかし、肝心のバンドがきていません。育児に仕事に忙しかったジェシーはバンドのダブルブッキングを見逃していたのです。
しょうがなく、タナー家の全員でバンドをしますが、ボロボロの演奏で客はほとんど帰ってしまいました。

 

②頼られたい

翌朝起きたジェシーは、昨夜の悪夢を引きずりつつ起こされます。
ステフはクッキー作り、ダニーは車の修理、ジョーイは仕事、DJはサッカーの試合、そしてレベッカは結婚式の付き添いを頼みにやって来ました。

 

ジェシーは全てやろうとしますが、パニックになってしまいます。
そのことに気づいた家族はそれぞれ解決法を見つけ、ジェシーに休息を取ってもらおうとします。
しかし、ジェシーは
休息を受ける資格なんて自分にはない。頼ってほしいんだ。」
と家族に伝えます。

 

家族はジェシーを頼りにしていることは確かです。しかし、無理をしてはいけないということもわかっています。

ジェシーは、頼ってほしいから無理してでも全てこなそうと思っていました。しかし、誰かを頼るということも同時に身につけなければならないことを知ったのです。

 

困った時はみんなで助け合う。ということを身にしみて感じた瞬間でした。

 

助けてもらうことを恐れない

先にも述べましたが、「他人に迷惑をかけるな」というところから人は誰かに助けてもらうのが悪いことだと感じるようになりました。

しかし、誰かに助けてもらったり頼ったりすることは決していけないことではありません。むしろストレスなく生きていくには必要なことなのです。

 

自分が限界に感じる前に、隣の人を頼ってください。

一人の人間が同時に何かをやれる量には限界があります。そのことをわきまえて、できないと感じたら誰かに助けてもらう。そうでないと全てが中途半端になり、こんなのもできないのかと自分を責めてしまうことになります。

 

できなくていいんです。
人間完璧な人はいません。もし周りに完璧に仕事をこなす人がいたら、その人はうまく人を頼っているはずです。
自分にできること、できないことをしっかりと見極めて、助けてもらうことを恐れないで生きていきたいものです。

ABOUT ME
sappy
小さい頃から海外ドラマにハマり、就職せずにブログとイラストを書いています。雑誌ファッジさんで『さくらのシネマスタンダード』を連載中。イラストはインスタグラムにあげています。