『フルハウス』 シーズン3 第20話 悲しき誤解
パーティの幹事を任されたDJは、パーティの準備に大忙し!
やっとパーティが始まったけど恋人が悪い連中と酒を飲んでいるところを発見する。酒を取り上げて説教しているとジェシーおじさんがやってきて…
ストーリー
①DJはパーティープランナー
DJとキミーは学校で開かれるパーティーの幹事を任されていました。
二人ともパーティーの準備に大忙しですが、なんとか完成に近づいてきているようです。
DJはキミーと妹ステフの後押しで、パーティーに恋人のケビンを誘います。
順調に準備が進んでしましたが、当日になってバンドが出れないことを知ったDJはジェシーおじさんに懇願して出てもらうことにしました。
しかし、ジェシーのバックバンドにマーチング隊を呼んでしまい、ロックとマーチングという変な組み合わせに、誰も盛り上がりませんでした。
②酒の誘惑
パーティーはジェシーのバンド以外大成功!
しかし、恋人のケビンの姿が見当たりません。
廊下に探しに出たDJは、ケビンが悪い連中とビールを飲んでいるのを目撃します。
DJはすぐさまビールを取り上げて
「酒は飲んだらダメなんだよ。」と諭しますが、その連中の一人にビールをふっかけられてしまいます。
また取り上げているところをジェシーが見て、DJがビールを飲んでいると勘違いされてしまいます。
DJはジェシーに連れられ家に帰ることになりました。
なんども「わたしは飲んでない!」と言いましたがジェシーもダニーも信じてくれません。
それは、DJからビールの匂いがするからでした。ふっかけられたビールがここまでパワーを持つとは…
誰も信じてくれないことにショックを受けたDJは自分の部屋にこもります。
すると妹のステフが来て何があったのか訊き出します。
DJを一番近くで見ているステフはDJが嘘をついていないことを確信し、
ダニーとジェシーにそのことを告げるのでした。
「お姉ちゃんは嘘をついてないよ。顔を見ればわかるもん」
③私を信じて
その頃DJは自分の無実をケビンに証明してもらうために、学校に戻っていました。その頃には、ケビンや他の酒を飲んでいた連中は酒が見つかり停学処分になっていました。
DJはケビンに事情を話しますが、ケビンも意気消沈してしまっています。
「僕がお酒を飲んでリラックスすれば、君ももっと楽しめると思って」
ケビンの優しさも、間違った判断の上では許されるものではありません。
ケビンはそのまま親の元に帰っていきます。
とうとう一人でパーティー会場に残されたDJの元に、ジェシーが後を追いかけて来ました。
ジェシーは、さっきケビンに会って本当にDJが嘘をついていないことを知り、自分の誤解でDJを傷つけたことを謝りに来たのです。
「DJ、悪かった。ここ最近DJは正直じゃないところもあったから、心配だったんだ。自分の姪が酒を飲んでいると思ってすごく頭にきた。自分の友人も何人も酒でダメになってる。」
DJもここ最近パーティーの準備で宿題を後回しにしたりして誤解を招く行為をしてきたことを謝ります。
「今日は切り抜けたけど、今後断りづらいこともたくさんある。
お酒だけじゃない。ドラッグやセックスもそうだ。
お前をずっと無邪気な世界においておきたいけどそうもいかない。
だから今夜の賢い判断を忘れないでほしい。お前が傷つかないように」
怒ったことも、ジェシーの思いやりだったことに気づいたDJはジェシーを許し、またずっとこのことを忘れることはありませんでした。
ちなみに
DJはこの後もセックスやお酒の誘惑に誘われますが、自ら判断し断っています。
そしてこの30年後を描いた『フラーハウス』でも、自分の子供がパーティーに出かけるときは「正しい判断をするのよ」と言って送り出します。
DJの中でこの体験はずっといき続けて、子供にも語り継がれていました。
正しい判断を忘れない
お酒の席ではお酒を断りにくいですよね。
自分が未成年の時は特に断りづらくて、二十歳になるまでは!と何回言ったことでしょう。
でも、そうやって飲んでしまったお酒、してしまったセックスは全然楽しくないと思います(経験ないのでわかりませんが)
DJのように自分の中にしっかり基準を設けて、断れる勇気も兼ね備えとく。
断って怒るやつなんて、相手にする必要もありません。
特に未成年や若い人は自分の芯をしっかり持って断るべきところは断る勇気を持つことが大切ですね!