『フルハウス』 シーズン4 第4話 ステフの辛い一日
ストーリー
①パジャマパーティー
「もうミツバチクラブなんかやめる!」
そう言って帰ってきたステフにダニーが話を聞くと、今週の土曜に母娘のパジャマパーティーがあるのでと言うのです。
母親がいないステフにとっては、そのパジャマパーティーへの参加はほぼ不可能だし、今まで心の奥にしまっていた”母親がいないことへの劣等感”がさらに増す出来事でした。
それを聞いていたジェシーの婚約者ベッキーは、ステフとパジャマパーティーに行くことを約束します。
母親ではないけれど、もうすぐ叔母さんとして家族に仲間入りするベッキーが一緒に行ってくれるとわかったステフは、さっきとは打って変わって土曜日を楽しみに待っていたのでした。
②土曜日の約束
さて、待ちに待った土曜日がやってきました。
ステフは出発の6時間も前から荷物を詰め始め、ずっとベッキーを待っていました。
姉のJDはステフが泊まりでいないため、親友のキミーを家に招いてこちらもお泊まり会のようです。
ベッキーが帰ってくるのを今か今かと待っているステフに一本の電話が入ります。
それはベッキーからで「車が故障して仕事のタホから帰れない」という連絡でした。
ステフは「女の子とママばっかでつまんないよ」と明るく答え電話を切りました。
ステフは電話を置いた後、荷ほどきをして自室にこもります。
そこにジョーイがやってきて、一緒にパーティーに行ってくれると提案してくれたのです。
ステフも大喜びでパーティーに向かいますが、元々母娘のパーティーです。
ジョーイがいくら場に馴染もうと努力しても、遊ぶものはバービー人形やヒールを履いて競争するものなど、女の子専用の遊びでした。
そして誰かが「母と娘が化粧をしあう遊びをしよう」と提案したため、ステフは我慢しきれずにパーティーを飛び出して帰ってしまいます。
ジョーイも後を追って家に帰宅しました。
③こんなの不公平だ
自分の部屋に帰ってきたステフ。
姉のDJはステフの異変に気づき、話をします。
DJ「辛い思いをしたね。気持ちはわかるよ、寂しい思いは私もしてる。」
DJはステフの感じている気持ちに寄り添います。
ステフ「こんなの不公平だよ。みんなにはママがいて幸せなのになんで私にはママがいないの?」
DJ「私も同じこと思うときあるよ。でもこう考えてるんだ
”みんなにはないものが私にはある”ってね。例えば、私たちを愛してくれる三人とか、私たち姉妹とかだね。」
ママが亡くなって寂しいのはステフだけじゃない。その寂しさを共有できる家族がいる、他の子にはいないジョーイやジェシーがいる。
ママのいない穴は埋められないけど、ないものに目を向けるのではなく、自分の持っているものに目を向けよう。
DJはそのことを伝えたかったのです。
ステフは、パーティーに連れてってくれたジョーイの優しさを感じてジョーイに謝りに行きます。
そして、パジャマパーティーにはDJと一緒に戻って行くのでした。
ないものよりあるものに目を向ける
心は天国を作り出すことも、地獄を作り出すこともできる。
ジョン・ミルトン
他人と比べてしまうと、自分にはないものばかりが目について心が荒んでいってしまいますよね。
今回のステフも他人には皆ママがいるのに、なんで私だけ…となってしまったがために劣等感を抱き、どうしようもなく悲しくなってしまったのでしょう。
私は、他人と比べるななんて綺麗事だと思います。
どうしたって他人と比べてしまうのですから、仕方ありません。
しかし、自分が今落ち込んでいるのは他人と比べているからだと客観的に見れるようにして行く必要があると思います。
SNS時代の今、他人の幸せは本当に真隣にあります。
何も代わり映えしない自分の生活と、SNSの中の楽しそうな他人の生活を比べてショックを受ける人も多いのではないかなと思います。
その時に、自分は今他人と比べているから落ち込んでるんだなあと思えることが大切です。
すると、じゃあ他人と比べなければいいんだという解決が見えてきます。
他人と比べない方法は五万とありますし、人によって様々です。
DJのように、ないものよりあるものに目を向ける人もいれば、考える時間を作らないように趣味に没頭して心を満たす人もいます。
重要なことは、考え方次第で今の気持ちは変わってくるということです。
だから、心は天国も地獄も作り出すことができるんですね。
できるならば常に天国を作り出して行きたいです。