フルハウス

他人を責める前に フルハウス シーズン3

『フルハウス』 シーズン3 第12話 ジェシーの横暴

 

人はどうしても他人を責めたがる

何かがうまく行かなかったり、自分の気分が悪かったりするのを人はどうしても他人のせいにしたがります。

理由は簡単です。そうした方が楽だから。

 

もちろんそれが悪いと行っているわけではありません。正直、他人のせいにしないとやっていけないこともあります。
でも、そうして全部他人のせいにしていると、いつの日か悲しい人間になってしまいます。

あの時あの人のせいで今こんなに不幸せ。あの人のせいで今の仕事上手く行かない。あの人のせいで気分害された。

 

あなたの周りにもこんなことを言っている人いるのではないでしょうか。

こういう人は自分が今不幸せなのは他人のせいだと勘違いしています。本当は自分が選択して来た結果なのに…

 

自分の非も認められないと、幸せになれません。

だから、自分が何かしら全てを他人のせいにしようとしていたら一度立ち止まって自分を省みてください。

 

今回のフルハウスは、ジェシーが自分の非を認めずにジョーイのせいにします。

 

①ジェシーの威張り

ジェシーとジョーイはCMソング作りの真っ最中。
ジョーイはコーラスのステイシーと気が合い恋に落ちます。

ジョーイは自分の案も見てもらおうとジェシーに提案しますがすぐ却下されてしまい、ジェシーの案でプレゼンに挑むことになりました。

 

それを見ていたステイシーは「何でもジェシーに従うの?あなたの案とても素晴らしかったわ。主張すればジェシーもわかっていくれるわよ。」とジョーイに伝えます。
ジョーイももう一度ジェシーに案を提案しますが、またもや却下されてしまいました。

 

②プレゼンテーション

社長にプレゼンを見せたジェシーですが、「コンセプトが無難すぎる」と言われてしまいます。

ジョーイは「もう一つ案があります」と社長を止め、自分のコメディタッチのアイデアを見せます。社長はそれを気に入り、その案でCMを作ることになりました。

 

それを見ていたジェシーは気にくわない様子。
「お前は変わっちまったよ。ステイシーのせいだ!ジョーイのせいだ!」と腹いせのように怒ってしまいました。

ステイシーは自分のせいで、ジョーイとジェシーの仲を悪くしてしまったと思い「もうジョーイと会わない」とジョーイの元を去って行きました。

 

③最高のコンビ

家に帰ったジェシーはダニーにジョーイの悪口を言います。
「ジョーイが勝手に案を出して俺の顔に泥を塗った。」

ダニーは、ジェシーに「友達の案を聞いてあげること。人の身になって考えなきゃダメだよ。」と諭します。
ジェシーも自分が少し威張っていたかもしれないと気づき、どうやってジョーイに許してもらうか考え出しました。

 

ジェシーはジョーイの元に行って謝りますが、ジョーイもそう簡単に許してはくれません。今までどれだけジェシーが威張ってきたかを口々に言います。

ジェシーはそれを受け止め、ステイシーを呼び二人の仲を修復します。
「お前の案を却下してごめん。今後は話を聞くし譲ることも覚えるよ」とジェシーは自分の非を認めます。

ジョーイも「僕も勝手なことをした。お互い磨きあって最高のコンビでいよう」とジェシーを許し、仲直りするのでした。

 

まず自分の非を認める

ジェシーのように我が強いと自分の非を認めるのも一苦労でしょう。しかし、苦労だからと逃げていると周りには信用してくれる人がいなくなってしまいます。

仕事でも、学校でも自分の非を認めずに他人のせいにし続けている人は誰からも信用されず、仕事も回ってこない・友人もできないという事態になってしまいます。
そこで自分の非に気づけばまだマシですが、仕事が回ってこないのはあの人のせいだ・友達ができないのはあの子が自分の悪口を言っているからだという方向に行ってしまうともう救いようがありません。

 

逆に、あなたの周りにこういう自分の非を認めない人がいたとします。
あなたとしてはすごくストレスを抱えてしまうかもしれません。
しかし、こちらが何を言おうと向こうが自分で気づかない限り治らない可能性が高いです。なので、ほっときましょう。そういう可哀想な人なんだなと思って少し距離を置いて付き合いましょう。
間違ってもその人を正そうとは思はないほうがいいです。無駄なストレスがかさむだけです。

 

人はどうしても他人のせいにしてしまいがちです。それが悪いことだとは思いませんが行き過ぎると全てを失う可能性があります。

一度相手のことを考えて、自分に非がないかどうか真っ正面から向き合って見てください。そしてそれを受け入れて、次からはしないようにする。

そうすると、自然とあなたの周りにはあなたを信頼してくれる人が集まってくると思います。

ABOUT ME
sappy
小さい頃から海外ドラマにハマり、就職せずにブログとイラストを書いています。雑誌ファッジさんで『さくらのシネマスタンダード』を連載中。イラストはインスタグラムにあげています。