『フルハウス』 シーズン3 第13話 得意なもので勝負
恋人とは対等な関係を
恋人と付き合っている以上、その人と自分の間に優劣はありません。
しかし、時々(または毎日)恋人に引け目を感じる・恋人を下に見てしまうこともあるのではないでしょうか。
例えば、イケメンと付き合ったら一緒に街を歩くのが恥ずかしい、彼は大学出身で自分は高卒….などふとした瞬間に優劣を感じることがあります。
しかし、こっちはそう思っていても、向こうからするとなんとも思っていなかったり逆に引け目を感じられていたりするということもあります。
二人がお互いに惹かれあってお付き合いをしているのであれば、恋人に対して優劣の感情を持つのはナンセンスです。
相手が自分のどこに惹かれたのか、自分が相手のどこに惹かれたのかをしっかり把握して、お互いに尊敬し合える関係を築きましょう。
今回のフルハウスでは、ジェシーがレベッカに対して引け目を感じてしまいます。
①ジェシーの嫉妬
ジェシーはレベッカに芸術のパーティに一緒に行こうと誘われます。
大量の本を借り一晩で文化人になろうとしたジェシーですが、大学の教授などがあつまる文化人の中になんの教養もない高卒の自分が馴染めるわけがないと風邪を引いたことにしてパーティを休むことにします。
レベッカはそれを聞いて寂しそうでしたが、自身の大学の教授とパーティに出かけて行きます。
それを見たジェシーは、レベッカを取られるのではないかと思い、後からパーティに出かけることにしました。
②芸術祭での恥
パーティに到着したジェシーは、行く直前にジョーイから教わった即席の知識を、さも知っているかのように話します。
そこにいる文化人たちは、すぐにジェシーの知ったかぶりに気づきますがジェシーはまだまだ続けます。それを見たレベッカはジェシーを黙らせようとしますが、全く聞く耳を持ちません。
結局、レベッカを連れて行った教授に教養がないことを見破られ、頭にきたジェシーは腕相撲の勝負を持ちかけ、勝ったことに喜びます。
しかし、文化人のパーティーで腕相撲をやるなど論外なはなしで、レベッカは怒ってジェシーを追い出してしまいました。
③ジェシーの才能に尊敬する
帰ってきたジェシーは、自分のしてしまったことに気づいてレベッカのところに話し合いに行きます。
レベッカのアパートの下で、ギター片手に愛の歌を歌うと、レベッカが出てきました。
「困らせてごめん。君が別の世界の人間に見えたんだ。俺にふさわしくない気がして。インテリに君を取られる気がする。俺は君ほど賢くない。」
ジェシーが謝ると、レベッカは「そんなことないわ。あなたには才能があるじゃない。今も私の心を動かす歌を作ってくれた。」と言います。
ジェシーはレベッカに引け目を感じていたけれど、レベッカはそんなことは気にせず、ジェシーの才能を尊敬しているのでした。
恋人関係に上下はない
今回ジェシーは、レベッカに対して教養的に引け目を感じて自分にふさわしくないと思っていましたが、レベッカはジェシーの才能に尊敬しそこに魅力を感じているため恋人として対等に付き合っていました。
ジェシーはレベッカと同じことを感じられるようにたくさん本を読んで内面を磨くことを話します。
もし、恋人に対して劣等感を抱いているならば、その差を埋めようと努力することも大切です。しかし、それは相手のためではなく自分のために。
けれどもっと大切なことは相手も自分のどこかを尊敬しているということ。
あなたが恋人にかなわないと思っているものがあるとすれば、同じくらい相手も思っているものがある。それをお互い尊敬しあっていけばいい。
だから恋人関係に上下はないんです。恋人に劣等感も優越感も感じる必要はありません。