『フルハウス』 シーズン2 第12話 愛は霧の中!
自分の気持ちを伝えて、相手の気持ちを知る
お互いが何を考え、何を大切にして生活しているのかを知ることは、円滑なコミュニケーションを生みます。
しかし、どうやったら相手の気持ちを知ることができるのでしょうか。
それは、”積極的に「話し合い」をすること”だと思います。
タナー家では、毎回のように「話し合い」を繰り返しています。それは、相手のことを知るためです。
何か問題が起こった時に、うやむやにするのではなく、お互いしっかり気持ちを伝えて(話し合って)解決します。
①徹夜のジェシー
CMソング作りを徹夜で終わらせたジェシーはいつも以上に疲れていました。
ジェシーがいない間に、ジェシーの部屋で、DJと親友キミーがテープに自分たちの歌を入れています。
そのテープには、ジェシーが徹夜で録音したCMソングが入っていたのです。
それを知ったジェシーはDJに激怒します。
それもそうでしょう。しかし、いつもより気が立っているジェシーはつい怒りすぎてしまったのです。
②もので解決!?
DJと仲直りしようとしたジェシーは、ドラムを買ってあげます。
案の定DJは喜び、仲直りしたように思われました。
しかし、ジェシーは「もので解決するのは良くない」とダニーに注意されます。
ジェシーにとってはそれが仲直りの仕方だったので、ダニーの忠告に耳を貸そうとしません。
そんな時、家出したジェシーの父とそれを追ってきた母がタナー家にやってきます。二人は喧嘩して、母親は帰ろうとしますが外が濃い霧のためしょうがなくタナー家に残ることにしたのです。
今家の中では、ジェシーVSダニーとジェシーの父VSジェシーの母の戦いが起きています。
③話し合うべき
ジェシーは両親を仲直りさせようとします。
ジェシーの父親は「カッとして悪かった。明日は服を買ってやろう。」ともので解決しようとします。
母親もジェシーも、「もので解決するなんて良くない。話し合いをすべき」だと父親に伝えます。
ジェシーは、両親の喧嘩を見て自分とDJにも話し合いが必要だったと知ります。
ジェシーは、まずダニーに自分の過ちを誤り和解し、
そのあとDJに”ものを与えて解決すること”が過ちだったことを伝えます。
「もので解決するのは間違いだった。
俺が子供のころ、悪さをして親父によく怒られた。けど、数時間経つと親父が漫画本をくれるんだ。許してはくれても、お説教も話し合いもなし。気持ちも話したこともない。DJとはもっといい関係を築きたいんだ」
DJも自分の過ちをジェシーに謝り、二人はお互いの気持ちを伝えて和解したのでした。
「話し合い」でお互いを知る
ジェシーの子供の時の話を聞いて、話し合うことがいかに大切か知りました。
確かに、喧嘩した後ものをもらって仲直りするのも嬉しいけれど、それは表面的なものでしかありません。
相手がどう考えているのか、どう感じているのかを知ることが、深い絆を生みます。
そのためにはしっかり向き合って「話し合い」をしなければいけません。
そこから逃げてもので解決するとか、絶交してしまうのはもったいないことです。
相手を知り、自分を知ってもらう。これが信頼関係への第一歩です。
ここを踏み間違えないようにしてコミュニケーションしましょう。