フルハウス

喧嘩はお互いを知るためのプロセス フルハウス シーズン3

『フルハウス』 シーズン3 第3話 ジェシー愛の危機

 

喧嘩別れ?もったいない!

巷では彼氏と些細なことで喧嘩をして別れてしまったという人たちが大勢います。その人たちは決まって価値観のズレを別れた原因として片付けてしまいます。

「彼とは価値観が合わなかった」「共通の趣味がなかった」など理由をあげれば、沢山出てくるでしょう。

 

しかしよく考えてください。
価値観が最初から合っているカップルの方が珍しいと思いませんか?
実際ほとんどのカップルは初めのうちは、考え方や価値観が違うものです

少なくとも、あなたと彼が出会ったからには何かしらの共通点があったからでしょう。それなのに付き合ってすぐ、喧嘩して、価値観が合わない・共通項がないなどと言うのは少し違います。

 

ジェシーとレベッカのカップルも価値観の違いに悩んでいました。
それでも二人は、喧嘩を通して大切なことを学んだのです。

 

①乗馬?音楽?

レべッカの趣味は乗馬。
レベッカと一緒に乗馬に行ったジェシーはもう二度と乗馬なんて行かないといいます。

でもレベッカにはいつも通り「今夜の自分のライブに来て欲しい」と頼みます。
しかしレベッカは本当はライブには行きたくないのです。音楽が好きなわけではないし、ライブ会場のトイレは汚いし…でもジェシーがいるからいつもついて行っていたのです。

 

でも今日ジェシーが「もう乗馬にはついて行かない」と言ったので、レベッカも「今日のライブには行かない」と伝えます。

 

ジェシーはそこを離れミシェルのところに行きレベッカの悪口を言います。
「ミシェル、ベッキーみたいになるなよ。
彼氏のライブに行かないとかわがまま言う女はダメだぞ。
頑固で分からず屋でさ…さっさと自分の非を認めて楽になりゃいいのに」

 

キッチンにいたレベッカはその会話を赤ちゃん用の無線で聞いていたのです。

 

レベッカはすぐさまジェシーのところに行き、二人は喧嘩になります。

 

②趣味が合わない=別れ?

「なんで私だけあなたに付き合わなきゃダメなの?」
レベッカの怒りは収まりません。

「俺が馬に乗らなかったからライブにも来ないのか!仕返しってわけだ」
とジェシーも怒っています。

 

挙げ句の果てには「お前が全部悪い!」とレベッカを追い出してしまいます。

「元々私たち趣味も性格も合わなかったのよ。」と喧嘩の流れで別れることを決意するのでした。

 

③俺のことをわかって欲しいんだ

二人が別れたと知ったDJとステフは、頑張ってよりを戻させるように仕向けます。

 

レベッカもジェシーもまだお互いへの気持ちは残っているようです。

二人はもう一度話し合いをすることにします。
そもそもなぜ喧嘩してしまうのか?を話します。

「俺のことをわかって欲しいんだよ」とジェシーが言うと
レベッカはあることに気づきます。

喧嘩する暇があったらお互いの話をよく聞くのよ。理解を深めるために。

 

そうなんです。趣味も考え方も違う二人はお互いのことをよく知らないから喧嘩をしてしまう。けれどお互いのことはもっと知りたいと思っているのです。

だから喧嘩する時間があるなら、一度相手の意見に耳を傾けて受け入れる努力をすることが大切だと知ったのです。

 

なのでお互いの趣味を捨てて相手に合わせたり、強要しなくても付き合い続けることはできるのです。
お互いの価値観を共有していけば。

 

ジェシーとレベッカもそのことを知って、喧嘩破局の危機を免れたのでした。

 

喧嘩はお互いを知るため

喧嘩すると言うことは一見悪いように思えます。
しかし、喧嘩をすることでお互いの本音を聞けたり、お互いの価値観を知ったりすることは、今後付き合っていく上で重要な役割を果たすのです。

喧嘩が多いカップルは、その分価値観の違いがあるのですが、喧嘩をしていくうちにだんだんとその幅は狭まって行きます。
そして何より、そのことによって相手がかけがえのない存在になっていくのです。

 

自分の価値観をわかってくれる人なんてそうそう見つかりません。

それが好きな人となるともっと難しいでしょう。

 

でもそれは作っていくことができるのです。お互いに本音をぶつけて、相手のことを知っていく。それを繰り返して価値観を理解できる人を作っていくのです。

 

だから喧嘩別れをするのはもったいないことです。
喧嘩は、相手を知る機会・自分を知ってもらう機会です。

 

そのことを忘れないで、恋人と存分に喧嘩してもらいたいです。

 

ABOUT ME
sappy
小さい頃から海外ドラマにハマり、就職せずにブログとイラストを書いています。雑誌ファッジさんで『さくらのシネマスタンダード』を連載中。イラストはインスタグラムにあげています。