フルハウス

他人に合わせる必要はない フルハウス シーズン2

『フルハウス』 シーズン3 第2話 ボディコンDJ

 

自分がなりたい自分になる

10代の頃、私自身も他人と比べてばかりでした。
あの子はモテるのに、あの子は可愛いのに、あの子はイケてるのに………

その状況というのはとても苦痛です。
自己嫌悪にも陥るし、自身も無くなっていくし、ますます彼女らから離れていく自分にイライラする始末。

 

やっと自分に目が向けられたのは本当に最近のこと。
自分がしたいメイクをして、自分が好むファッションを着て
自分がなりたい自分になればいいんだと知ったのは20代に入ってからでした。

 

そうなるには、
他人と比べるのではなくて、憧れを持つことが大事なのではないかなと思います。

この二つは似ているようで全く違います。
他人というのは自分の近くにいる人です。喋ったことないけど同じクラスにいたり、仲良いグループの友達だったり……同じようなところにいて同じような環境にいるからこそ比べてしまうのです。
そういう人たちと比べてしまうのはやめましょう。

 

憧れる人というのはもう少し離れたところにいます。例えばいつも輝いている部活の先輩、テレビに映っている綺麗な女優さんなど、あなたとは少し違う環境にいる人たちに憧れます。
そして、憧れを持ったのならば、今の自分とその憧れの人とのギャップを埋めていくだけです。

 

外見から真似していくのもいいですが、大事なのはそのあと。
憧れられる人というのは内側から輝いています。ですので外側だけそっくりさんの偽物はどんなに頑張っても偽物で終わってしまいます。
輝いている人は内側の自分磨きも相当行なっているはずです。
別にそれはその人のやり方を真似しなくてもいいのです。
そこからはあなた独自の方法で内側に磨きをかけていきましょう。

読書を習慣付けたり、早起きの実践をしたり、ヨガを始めてみたり….
自分を磨く方法は山ほどあります。
自分に合った方法で、なりたい自分を目指して頑張ってください。

 

まず他人と比べないこと。今回のDJはそれを学びます。

 

①人生最悪の日

今日は中学生初日。DJはナメられないように、完璧に髪型をセットして学校に向かいます。

しかし、学校に着いた瞬間今までの環境との変化にショックを受けます。
クールな小学6年生だったDJは中学生の大人っぽさに驚きを隠せません。また、先輩だけでなく同級生のキャシーまで同じように大人の格好をしています。(具体的にはボディコン(体のラインを強調する服を着ること。)を着ていたり、厚化粧をしていたり)

男の子とキスしている子までいました。

 

急に心細くなるDJでしたが、追い打ちをかけるように親友キミーと授業が離れてしまい、お昼も違う時間になってしまいました。

 

ランチの時間、DJが食堂に着くと大半の学生がグループを作って食べていました。DJはなんとかグループに混ぜてもらおうとしますが、そこに通りかかったダサい先生と服装が丸かぶりしていたため、学食で笑い者になってしまいます。

かわいそうなDJは、電話ボックスに入って友達に電話するふりをしながらランチを食べたのでした。

 

②DJの変身

次の日、DJはキミーと一緒にお化粧をします。どうにかしてクールにみられたいと思ったDJたちは昨日見たイケてる人たちのようにボディコンの格好をし、厚化粧をして学校に行こうとしていました。

 

真っ赤なリップと印象的な濃いアイメイク、黒のピチピチの服に着替えたDJとキミーは玄関を通って学校に行こうとします。

 

しかし案の定、ダニーに止められてしまいました。

 

③他人を真似ることはない

娘の急な変貌に、ダニーは戸惑いながらも話を聞き、アドバイスをします。

小さな池から大きな池に移った魚と同じだ。
急に自分が小さく見えたんだろう。だけど不味くて臭い大魚を真似ることはないよ。」

 

「ただ好かれたい」とDJは答えます。

ダニーは
「お前を知れば皆、好きになるさ。成長は止めないけど12歳から25歳になるのは不可能だよ。」と言います。

 

そこにレベッカがやってきて、DJの化粧を見て驚きます。
しかし、レベッカも同じような体験をした一人でした。自分がそうしてもらったように、レベッカはDJの母親がわりに上手な化粧を教えるのでした。

 

いつものDJに戻り学校に行くと、キミーもいつも通りに戻っていました。
自分らしさを取り戻した二人は、新たな友達を作りながら学校生活を謳歌するのでした。

 

他人から自分に目を向けること

DJはダニーやレベッカに助けられながら、自分さしさを取り戻します。
そして、その自分らしさに自信を持って学校に向かうです。

 

今の時代SNSで他人の幸せな状況を逐一把握できるようになりました。

私はツイッターやインスタを始めた直後から、他人の幸せを見るのが苦痛になるようになりました。例えば彼氏との写真、可愛く撮れた自撮りの写真、ブランドのバッグ、海外旅行の写真など、SNSにはそういう写真が多すぎるのです。

その度に、他人と比べて落ち込んでいました。

 

だから思い切ってSNSをやめました。そうしたら、そんなことで悩まなくなりました。なくても生きていけるし。

そして、それまでSNSに費やしていた時間を自分の時間に当てることができたのです。

 

他人と比べてばかりだと心が死にます。

だからなりたい自分になりましょう。
なりたい自分のために、時間を使いましょう。
そうすれば自然と自信が湧いてきます。

今は絶好のチャンスです。
あなたの周りの人はSNSに気を取られて、他人と比べては落ち込んだり、またSNSで自慢するために行列に並んでパフェを食べたりしています。
その時間、あなたは自分を磨き、内側から輝ける人になるのです。
その自信や輝きは、ただのSNSのために撮った写真では到底得られないものです。

 

なりたい自分に向かって頑張って生きましょう!

ABOUT ME
sappy
小さい頃から海外ドラマにハマり、就職せずにブログとイラストを書いています。雑誌ファッジさんで『さくらのシネマスタンダード』を連載中。イラストはインスタグラムにあげています。